「7つの習慣」は自己啓発・人生哲学の定番とも言われている本です。世界中で4000万部以上、日本でも240万部以上発行ベストセラーなので、その存在は前々から知っていました。きっと読んだことがあるという人多いのではないでしょうか?
やっとのことで、要約版という形ではありますが「7つの習慣」を読むことができたので、今日はその中で今の自分に響いたポイントを紹介します。
そもそもなぜ「7つの習慣」要約版を読んだのか?
過去に「読書との付き合い方」という記事でも紹介させていただきましたが、ここ最近の私は新しい本を読むことにとても否定的な姿勢を持っています。
なぜかというと、
読み終わっただけで何も学べていないことに嫌気がさしたから。
世の中にある自己啓発・人生哲学のベーシックとなる(ベーシックにしたいアイデア)本は読んで、ブログにすることで自分のものにできたから。→これ以上必要以上に本を消費したくない。
私が通常要約を利用する理由は、
本を購入するかどうか決める際に利用する。
読み終わった本を自分の言葉でブログなどにまとめる時に、自分の考えと比べる。
どちらかというと2で利用することがほとんどだった
しかし、「7つの習慣」はきっと自分のものとなったアイデアの重複と予想したために要約のみで利用することにした。
また「原本ではなくて要約で本当に自分のものにできるのでは?」という仮説を実証するためでもある。
要約の良いところは(例となるストーリー)がカットされたリーンな状態でアイデアだけを読むことができること。→ストーリーは自分の体験談と結びつければ良い。
もちろん原本を読まなかったことで見落としてしまうキャビアもあるだろう。しかしこれは仕方ないと受け止めるべき。
第2の習慣:「終わりを思い描くことからはじめる」
何事も取り掛かる前に完成した姿を描くことが重要です。例えば、家を建てる時には設計図が必要であり、映画を撮影する際には脚本が欠かせません。これは仕事やプロジェクトだけでなく、自分の私生活や人生においても同様です。
仕事における教訓
私は「アイデア<行動」という倫理を持っています。そのため、新しいプロジェクトに取り掛かる際に行動を過大評価しすぎて、「具体的にこうなったらゴール」という姿を描くことを怠ることがよくあります。これを改善するために、取り掛かる前に「〇〇をすることで、どうなってほしい?どうなったら成功?」と問いかける癖をつけることが重要です。
人生と私生活の振り返り
人生のゴール、すなわち死をイメージしてみましたが、「いつピリオドを打たれてもいい人生を」をモットーに生きています。そのため、One Republicの「I Lived」を頭の中で流しながら、これまでの人生を走馬灯のように振り返り、笑顔で死ぬというイメージしか浮かびませんでした。
さらに、自分の葬式をイメージしてみました。葬式ではなく宴として、世界中から友達が集まり、私との思い出話で盛り上がり、新たな人間関係が生まれる場であってほしいと願っています。これにより、「人同士を繋げること」「友達を助けること」が自分にとってどれだけ大切かを再認識しました。
ミッション・ステートメントの重要性
「ミッション・ステートメント」は会社の社訓のようなもので、個人の価値観や目標を明確にするものです。例えば、私Takuya Sakodaのミッション・ステートメントは以下の通りです。
「誠実さ」を最優先させます。
「自分(がしたいこと)」を仕事や家族・友達のために犠牲にしません。
自然環境を大切にします。ポイ捨ては絶対にしません。
メッセージアプリでの返事は時間がある時にさせていただきます。高頻度のメッセージよりも、低頻度でも長い電話を好みます。
ミッション・ステートメントを持つことで、何かに迷った時にこれを基準に決定することができ、優柔不断な人には非常に有効です。また、友達や他人に変な誤解を与えることを避ける助けにもなります。
このように、行動第一主義の反省から、人生の振り返り、そしてミッション・ステートメントの重要性について考えてみました。これらの教訓を活かし、これからも誠実で充実した人生を送りたいと思います。
第5の習慣:「まず相手を理解する。話す前に聴くこと」
問題解決の前に理解を
人々は問題を理解する前に解決策を提供する傾向があります。しかし、本当に効果的なコミュニケーションを行うためには、まず相手の話を共感的に聴き、何を伝えようとしているのかを明確に理解することが重要です。アドバイスをする前に、相手が何を感じ、何を求めているのかをしっかりと理解しましょう。
共感的な聴取の実践
共感的な聴取を実践するためには、反射的に「それはひどいですね」や「あなたにとってそれは重要なことですね」といった共感の表現を使い、相手に対して理解を示すことが大切です。このようにすることで、相手は自分の気持ちや考えが理解されていると感じ、より安心して話すことができます。
カスタマーサポートにおける課題
メールでのカスタマーサポートは、共感的な聴取を行うことに失敗しがちです。メールのやりとりは冷淡に聞こえることがあり、また時間がかかるため、会話に時差が生じます。返事を待っている間に顧客は問題をさらに大きく感じることがあります。結局、数回のメールのやりとりの後、電話で話すためにスケジュールを組むことが多くなります。
効果的なカスタマーサポートの方法
FAQによるポイント・ツー・ポイントのカスタマーサポートも有効ですが、直接的な解決策を提供することが顧客満足に繋がる場合もあります。大企業では、電話でのカスタマーサポートスタッフを配置していますが、小さな企業ではこれが難しいのが現実です。例えば、私が働いている「LiveRun」では、24時間年中無休のカスタマーサポートを提供するのは困難です。また、一般業務をしながらも24時間年中無休でカスタマーサポートを提供することは、業務の流れ(特に“フロー”という精神状態)を妨げる可能性が高いです。
新しいアプローチ:「コーヒーアワー」
そこで、代替案として思いついたアイデアが、毎週「コーヒーアワー」を設定することです。この時間内であれば、顧客が自由にZoomで私に連絡できるようにするのです。これにより、顧客と直接対話する機会を増やし、よりパーソナルなサポートを提供することができます。「コーヒーアワー」の時間帯、顧客を待っている間は、高い集中力を必要としない単発的なタスクをこなします。そうすることで時間短縮にもなります。
このように、まず相手を理解し、共感的に聴くことの重要性を認識し、効果的なカスタマーサポートの方法を模索することで、より良いコミュニケーションと顧客満足を実現することができるのではないでしょうか?
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